予算委員会も大詰めにやってきて、こんどは農林水産委員会の審議に向けて、法案のレク(役人がやってきて説明をすること)を受けたり、同僚の議員とともに対応を検討したりする会議が断続的に開かれています。私は、先日ブログにも書かせていただいて農林水産省設置法の分科会の座長を拝命いたしましたので、与党の議員としてしっかりとした議論を行うべく、同僚議員と法案の背景や問題点を整理してまいりたいと思います。そして、もう一つの大きなテーマである農業の六次産業化法案についても、しっかりと議論してまいりたいと思います。
自民党政権時代は、官僚が法案を作り、役所ごとに作られた党政調の部会で議員に説明をし、総務会で全会一致の賛成を受ければ、官僚作成の法案を一字一句変えないで国会を通すことを与党の美学としてきました。そのために官僚たちは、法案のみならず、質問原稿や答弁すべてを作って、時には野党にまで質問の振り付けをしてきたりしました。でも、政権交代でそのような茶番の国会はもうやるべきではありません。役所が作った法案は法案として、与党としてこれを支えることを前提としながらも、官僚的な論理では現場が困るようなこと、官僚的な論理では農政のために意味のないようなことがあれば、それをしっかりと国会の委員会の場で議論をし、修正をしていく、そんな実質的な国会審議を、筒井委員長をはじめ農林水産委員会の理事、同僚議員とタッグを組んでしてまいりたいと思います。