社民党が連立政権から離脱しました。社民党がこれまで主張してきたことから考えれば、論理上もやむを得ないことでしょう。テレビでは福島党首の言葉が何度も放映されます。「言葉に責任を持つ政治をやらなくては」という福島党首の言葉について、党首自ら行動で示したと言えるでしょう。私は社民党の政策には賛同できない点も多いですが、今回の行動には政治に携わる人間として理解を示したいと思います。
今晩は先ほどまで中国の温家宝首相の歓迎夕食会に行ってまいりました。主催者側の日中友好議連会長の高村元外相が手堅く原稿を読み上げた挨拶をされたのに対して、温家宝首相は「心を伝えたいから原稿を読まない」と前置きをして、前回の訪日時の感想や今回訪日前に見た日本映画「おくりびと」の印象、そして即興で披露した漢俳句(同時通訳の方は訳すのに苦労したと思います)を自らの言葉で語られました。首相の話す歴史認識には賛同できないところもありましたが、一国のリーダーとしての政治家の言葉には、私自身の心を大きく揺さぶるものがありました。
翻ってみて我が国のリーダーの言葉はどうなのか?今晩も一人お酒を飲みながら、寝付けない夜を過ごしそうです。