福島のぶゆきアーカイブ

これまでにWebで公開したものの記録です

アベノミクスで雇用は増えたのか?

連日、次の予算委員会での本予算の審議に向けて役所を呼んで勉強会を行っている。今日は、ナルホドという資料が出てきた。

 この間、国会審議を通じて安倍総理は「アベノミクスによって雇用が増えた」というのを何度も胸を張って言ってきた。確かに雇用者数は安倍政権になってから増えているが、その中身を見てみると実態がよく浮き彫りになる。

 安倍政権になって「役員を除く雇用者」は145万人増えている。男女別でみるとそのうちの104万が女性であり、女性の雇用増加がこれに大きく寄与している。一方の男性は、正規の雇用者は29万人減っており、非正規が70万人増えているので、正規雇用が非正規雇用に代替されて雇用が増えたと言える。とくに男性では、25歳から44歳の働き盛りの正規雇用が69万人も減っているので、アベノミクスは私のような働き盛り世代に厳しい結果となっていると言える。

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 もっと衝撃的なのは145万人雇用者増のうち6割以上が65歳以上の高齢者非正規雇用の増加であることである。安倍総理は、「アベノミクスで景気がよくなって、夫が50万円の月給ではたらいていた家庭が、仕事が増えたので妻も25万円の月給ではたらけるようになった」ということを言っているが、結局のところ実態は「年金が少なくて生活が苦しいお年寄りがシルバー人材センターや嘱託ではたらいて雇用者が増え、働き盛りの男性が正社員から非正規社員に代わってしまって一家の収入が少なくなってので妻が仕事にでなければならなくなった」ということなのである。おそらく、このような説明の方が、多くの国民の実感ともあっているだろうし、このことは統計上も明らかなのである。

 予算委員会では、こうしたことを具体的な事実を示しながら議論してまいりたい



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