福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

Tokyo Ibaraki International Airport

〇連日、知事のやろうとしていることに反対ばかりしているみたいになっちゃうけど、Tokyo Ibaraki International Airportって名前、どうなんだろう。「悪名は無名に勝る」で炎上商法を狙っているんだろうか。県議会議員の皆さん、ぜひ議会でしっかりと議論してください。

www.sankei.com

 茨城県外の皆さん、どう思いますか?何も知らない外国の方は、名前を見れば東京都の中の茨城という場所にある空港と思うだろうけど、霞ケ浦のそばに降り立って東京の広大さを実感することになるだろう。こういう名前を付けようという根性が、茨城県民の私にはこっ恥ずかしい。

 真面目な政策論をすると、いくら名前を変えても国の航空政策の中で茨城空港が東京の第三空港として位置付けられて、たとえばLCCは茨城に集約するなどということにならないかぎりは、その名前にふさわしい機能の空港とはならないであろう。

 たとえそうなっても、欧米長距離便は茨城にはほとんど来ない。やはりターゲットはこれまでと同様に東アジアを中心とするアジア諸国だ。わずか3,4時間のフライトで来る人たちに、2時間以上もかかる東京へのゲートウェイとして売るよりも、飛行場のない栃木・群馬と合わせて700万人の人口がいて、アジア人の大好きな温泉やゴルフ場などの観光資源が豊富な北関東のゲートウェイとして、堂々と茨城の名前を売った方が競争力が出るように思うのだが。

〇連日、知事のやろうとしていることに反対ばかりしているみたいになっちゃうけど、Tokyo Ibaraki International Airportって名前、どうなんだろう。「悪名は無名に勝る」で炎上商法を狙っているんだろうか。県議会議員の皆さん、ぜひ議会でしっかりと議論してください。

 茨城県外の皆さん、どう思いますか?何も知らない外国の方は、名前を見れば東京都の中の茨城という場所にある空港と思うだろうけど、霞ケ浦のそばに降り立って東京の広大さを実感することになるだろう。こういう名前を付けようという根性が、茨城県民の私にはこっ恥ずかしい。

 真面目な政策論をすると、いくら名前を変えても国の航空政策の中で茨城空港が東京の第三空港として位置付けられて、たとえばLCCは茨城に集約するなどということにならないかぎりは、その名前にふさわしい機能の空港とはならないであろう。

 たとえそうなっても、欧米長距離便は茨城にはほとんど来ない。やはりターゲットはこれまでと同様に東アジアを中心とするアジア諸国だ。わずか3,4時間のフライトで来る人たちに、2時間以上もかかる東京へのゲートウェイとして売るよりも、飛行場のない栃木・群馬と合わせて700万人の人口がいて、アジア人の大好きな温泉やゴルフ場などの観光資源が豊富な北関東のゲートウェイとして、堂々と茨城の名前を売った方が競争力が出るように思うのだが。

 

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 有識者会議というのは県のやりたいことにお墨付きを与えるだけの御用機関なので、有識者に罪はないと思う。あるとすれば、そのような機関のメンバーに加わることを了承したことくらい。

 名前のことで大きな問題になったが、名前の問題が本質ではない。正式名称が百里飛行場という安全保障上の任務が本務の空港を使わせてもらっている茨城空港を、どのような空港として活用していくかという政策論が本質。

 その本務から、首都圏第三空港として国が位置付けることは著しく困難。結構頻繁にスクランブル発信がある中で、民間機(スクランブルの対象国を含む)をバンバン飛ばすことはできない。

 そうした制約から考えれば、国内主要都市への便を1日複数便飛ばし、近隣諸国との国際便を飛ばす、現在の形態の発展形が一番現実的。

 そうした空港の将来の性格を見据えた上で、必要なインフラを整備し、ふさわしい愛称を決めればいい。まず優先すべきは、無料駐車場の継続と拡張、成田空港との高速道路アクセスの改善、公共交通の充実など。

 このようなことは、もう10年以上散々議論してきて一定の結論を出してきた。知事が代わったからと言って、これまでそれなりにうまくいってきた路線を無理やり変更して、実質の伴わない名前の変更という政策論でも何でもない見せかけことで空騒ぎしていることに、今の県政の本質が表れている。