〇若干政治的な思惑を感じないわけではないが、勇気あるまっとうな発言である。
今日、野党は憲法53条に基づく臨時国会の開会要求を出すことを決めたようだが、立法府としての自覚があるなら新型インフル特措法改正案などの関係法案の改正案を提示すべきである。「テレビの前で総理に答弁させよう」といったセコい政局的観点からではなく、今苦しんでいる国民のための本気の姿勢を示すべきだ。
与党に、「審議する法案がない」などと言わせてはならない。理知的な公明党の山口代表にまで「法律や予算など具体的な議案があれば開きやすいが、なければ意見の応酬で終わってしまう」と言われているのだから、有無を言わせないような法案を出せばよい。そもそも、本来は通常国会中に出して、会期の延長を求めるべきであった。
現職の議員の皆さんのfbには、地元活動と国会内でのヒアリングの模様が満載であるが、この間十分な時間はあったはずだ。法律を作るのが国会議員の役割であることを、ぜひ思い起こして奮起してほしい。必ず国民はその奮闘を認めてくれるはずだ。