〇もうこれはまるで発展途上国、二流国での野蛮な出来事。香港を力で押さえつけ、他国に先駆けて経済成長の道に戻りつつある習近平は、統治能力でも経済でも「米国は恐れるに足らず」とほくそ笑んでいることだろう。
平成元年には、天安門事件やベルリンの壁崩壊など、それ以降の世界の秩序を決定づける大きな出来事が起きた。令和3年のこの出来事は、第二次大戦後のパックス・アメリカーナ崩壊の始まりと後世の世界史では記述されることになるのではないか。
自称保守の人たちは漫然と米国と組めば安心、中国と対峙できると考えている人が多いが、それは知的に怠惰な甘えた考えだろう。新型コロナウイルスの世界的な蔓延を契機に、世界の秩序は劇的に変わりつつある。新しい世界の秩序の中で日本が生き残り繁栄する道は、これからは戦後のドグマにとらわれることなく、私たち自身がきちんと考えなければならない。
会食することのルールを与野党で決めなければ判断できないような政治家たちでは、それは到底無理だろう。根本的な政治の変革が必要だ。私も、その先頭に立って頑張りたい。皆さん、次の衆院選は真剣に考えた方がよいですよ。