福島のぶゆきアーカイブ

これまでにWebで公開したものの記録です

「なぜ日本の政治家はメシを食いながらじゃないと人と話せないのか」

○今週号の『プレイボーイ』誌の「なぜ日本の政治家はメシを食いながらじゃないと人と話せないのか」という特集に、コメントを寄せております。

【私は『会食しない政治家に仕事はできない』という考えなんです。さまざまな利害関係にある人々の間で合意を形成すること。それが政治家の重要な役割のひとつだからです。法律や理屈で物事がすべて解決するなら、政治家という存在は要りません。その合意を形成するためには会議で議論するだけでなく、時にはクールダウンして落としどころを探るインフォーマルな場が必要となる。会食はその場なんです】

 そもそも、コロナ感染拡大の時に、国民に会食自粛を求めながら政治家が大人数でステーキを囲むなどというのは論外です。夜な夜な高級料亭に行ったり、年間数千万円も政治資金から会食費を出すのも、あまりにも非常識であると考えます。

 一方、政治というものが、さまざまな利害や思惑が渦巻く不条理で不合理な世の中で、それらを背負ったそれぞれの人間が不満や不平を腹に収めながらある一定の決断をする作用である以上、人間同士のコミュニケーションが成り立っていなければ、際限ない争いや分断が続くことになります。

 民主党政権の時を思い起こすと、まさに人間同士のコミュニケーションもないままに、夜を徹した議論ばかりを行い、権力をかさに着た無理な決定を行ったことによって、政権与党の分裂を招き、大きな失敗に終わったのだと思います。

 実は国際会議の場でも、夜のインフォーマルな場で翌日以降の議論の腹の探り合いや、合従連携などが行われております。「歴史は夜作られる(History is Made at Night)」という言葉があるくらいですから。こうした政治技術に自民党の先生方は熟達しているからこそ、長く政権を維持できているのでしょう。「いい子ちゃん」になってクリーンさぶるだけでなく、政治技術を磨くことも野党の政治家に必要なことなのでしょう。

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