福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

補正予算案とNEDO法等改正案に反対しました

〇昨日の衆議院本会議で、令和3年度補正予算案やNEDO法等改正案が可決されました。

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 私たち有志の会は、6つの議案のうち、補正予算案とNEDO法等改正案に反対しました。補正予算案は、天下の愚策の10万円給付策はもとより、台湾企業への4,000億円の巨額補助金など、過去最大規模の補正予算案の触れ込みの裏腹に、政策効果があるように思える予算項目が少なすぎます。政治主導の予算編成の悪い面が表れています。国民の税金は、自公の政治家のお金ではありません。到底賛成できる代物ではありません。

 NEDO法案の問題点は、これまで指摘した通りです。私たちは経済産業委員会にポストがないため質疑はできませんでしたが、経済産業省との1時間のディスカッションで法案や制度の問題点は明らかとなりました。経済安保や半導体の確保は重要ですが、この法案に基づく仕組みでは、巨額の国民の税金を投入してもそれに貢献することは期待できません。全員一致で「反対すべき」となりました。たった2時間半の審議での可決。果たして賛成した与党だけではなく立民・国民・維新の野党の議員の皆さんは、本当に法案を読み、政策的な論点をわかって賛成したのでしょうか。100万円の文書通信費より、ずっと重要な問題です。「こんな国会ならいらない」とならないようにしなければなりません。

 今日は、総選挙後初めての憲法審査会が開かれました。私たちの会派からは、北神さんが委員として議論に参加しております。有志の会は、自民党の改憲4項目は全く評価をするものではありませんが、国民的な憲法論議を盛り上げるため、9条2項も含めてタブーなく積極的に憲法審査会での議論に臨んでまいります。「改憲=保守、護憲=革新」「改憲を掲げながらやる気のない勢力がずっと与党、護憲を掲げ1/3の議席を確保することに満足する永遠の野党」という不毛な55年体制は、もう終わりにしなければなりません。

 この臨時国会は、本来対決すべき場面は多くあるはずですが、きわめて波静かに進み、幕を閉じそうです。