福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

バターと酪農

〇酪連からバターを送っていただきました。なんでも、バターが在庫過剰になっているとのこと。数年前は、バターが足りないという騒ぎがありました。コロナ禍後は、休校や自宅学習によって学校給食がなくなって、牛乳が余り過ぎているというニュースが報道されました。円安などによる輸入飼料高で、エサを減らしたら乳量が減ったなんて話も、伺いました。

 「業界が談合体質なんじゃないか」「非効率な生産構造なんじゃないか」、そんな改革派ぶった話がもっともらしく流れますが、生き物を相手にする酪農はそんな簡単な話ではありません。

 人間と同じように、牛も子供を産まなければお乳は出ません。種付けと出産が必要なのです。足りないからと言って、いきなり生産を上げることはできないのです。一方、お乳が出始めたら、毎日搾り続けなければ牛は病気になってしまいます。「お乳の出る量を減らせ」と牛に言っても、そんなのは無理です。需要が減ったからと言って生産を減らすことはできないのです。生乳を長期保存することも、できません。原材料を入れて生産ラインを稼働させれば、需要に応じて生産できるモノとは違うのです。

 私は、これまで身近で見聞きしてきて、このように生き物を相手にする酪農は本当に大変な仕事だと思います。私は、牛乳もバターもチーズも大好きです。我が家の愛犬ゴエモンも、犬用チーズを与えると狂ったように喜びます。皆さん、牛のつぶらな瞳を思い出して、ぜひ牛乳や乳製品をお買い求めください。