〇役人時代から尊敬していた岸本さん。20代の私にとっては、発想といい行動力といい、雲の上のスーパー官僚だった。同じころに霞ヶ関を飛び出して民主党に加わった時、僕らが力を合わせれば新しい時代を築けると確信していた。
そんな岸本さんは、きっと素晴らしい知事になることだろう。でも、国政の場で一緒に政治を変えられなくて、少し残念な思いもある。今の野党の体たらくの状況で、残りの自らの人生を何に賭けるのか考えた時に、やむを得ざる選択でもあったのではないか。私も国会にいて、時々そういう思いにもなるが、まだ私には多少の人生の時間があると思っている。
ご健闘を心からお祈りするとともに、和歌山から日本を変えるくらいの仕事をされることを期待する。