福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

人を見て有権者が選ぶことで、日本の民主政治は保たれる

〇地方に行くと、それそれの地域の地方紙を読むのが楽しみだ。泊ったホテルで読める『山形新聞』。鶴岡市議会議長が「役に立たない野党の議員を当選させるわけにはいかない」と発言した、とのこと。

 私の選挙でも、相手陣営はさんざんこういうことを言っていたが、このような発言をする議員がいる地域に予算が重点的に配分されることは、まずない。感覚が、権威主義的な発展途上国や共産国の政治家そのもので、このような政治家はまず霞が関では忌避され、相手にされないからだ。

 それなりに民主国である日本では、「与党だから予算がつく」ということはまずありえない。だから、たとえば道路族のボスである二階さんの地元の高速道路などは遅々として進んでいない。全国に膨大な数がある個別の道路などの予算の配分には、ほとんど政治は関与していない。多くの場合は、予算がついた後に「私がやりました」と後付けで宣伝しているだけ。与党の政治家に出来ることは、ツアーコンダクターとして、地元の首長などを大臣室に連れて行って、陳情書を渡す写真を撮らせることくらいだ。

 やはり、選挙は党より人物。二つの目の舟山候補に関する記事では、

【車は緑が濃い山あいの集落に入った。日に焼けた農家やお年寄りが笑顔で出迎える。落選も経験したが、2期12年、くまなく県内を歩き、地域の声を聞くことを心掛けてきた。そのスタイルは一貫している】

と、記者の筆が冴えている。私が応援している仲間たちは、みんな日々このような政治活動をしてきている。与党か野党かなんかより、人を見て有権者が選ぶことで、日本の民主政治は保たれるのだ。