福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

母方の実家に墓参

○昨年の総選挙での国会復帰と一昨年の母の逝去を報告するために、母方の実家の岡山県矢掛町、広島県福山市新市町金丸にお墓参りに行きました。今回は叔父とその息子の政治ジャーナリスト、「はとこ」の武田千葉県議と一緒です。政治に関係する親族が多いのは、血筋なんでしょうか?

 矢掛は、祖父が武田家から養子に入った家。戦争中は、母が疎開していました。江戸時代には、高名な陽明学者の山田方谷がたびたび訪れ、戦前には犬養毅の地区の後援会長を務め、遊説の際には泊まっていったといいます。好学のあまり、お墓には学歴まで刻まれています。門前で、家とお墓を守ってくれている「はとこ」とパチリ。

 金丸は、私たちの祖父が生まれた地。祖父は生前「ワシは安芸武田家の末裔じゃけんのう」と話していましたが、信じていませんでした。祖父の生家は廃屋になっていますが、隠れ里のような山奥に明らかに民家のものとは違うカーブを描いた武者返しのある石垣が築かれています。お墓は、山の中に隠すようにあり、江戸時代には板垣という姓を名乗って武田の末裔であることを隠していたといいます。現地を訪れてみて、今はその言い伝えを信じることにしています。

 郵便局長をやっていた曽祖父のお墓の前で、お墓を守ってくださる分家の当主とパチリ。いつ分かれた分家なのかと聞いたら200年以上も前。そんな縁なのに、お墓を守ってくれているのはありがたいかぎりです。家系図を眺めながら、長いファミリーヒストリーに思いを馳せました。

 政治に携わっていると、自分が目に見えない力に動かされているように感じることがあります。ご先祖様の霊の仕業なのではないか、とも思うことがあります。節目節目でこうしてお墓にお参りすることで、どこか躰の奥底から力が湧いてくるように思うのです。そうした場を山奥で守り続けてくださる縁者にも、感謝です。