福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

令和4年度補正予算案

〇今晩、本会議が開かれ、緊急上程された令和4年度補正予算案が可決されました。昨日の私の質疑のとおりの根本的な問題のある本法案に、私たち有志の会は反対をいたしました。野党を名乗る党で一つだけ賛成した党がありますが、賛成討論を聞いても反対の理由が大半で、何があってそうなったのかはよく理解できません。

 補正予算案に関連する法案が3本提出され、そのいずれにも私たち有志の会は反対しました。国立研究開発法人情報通信研究機構法等改正法案、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構法改正法案の二つは、この補正予算案による基金を積むためですから、当然反対です。

 もう一つの地方交付税法改正法案は、それ自体は一見良さそうに思われるのですが、1.9兆円の予算のうち令和4年度に執行されるのはわずか0.5兆円、残る1.4兆円を令和5年度予算につけるという内容で、とうてい賛成できるものではありません。補正予算ではなく、令和5年度予算案に盛り込めばいいだけですから。財政民主主義に反する法案と言わざるを得ません。

 予算委員会でさんざん、「多額の予算を基金に積むのは不適切」、「不要不急の予算で水増しするのは不適切」と主張していた野党のうち2つの党は、これらの法案に賛成。いったいどういう理屈なんでしょうか。法案をきちんと読み込んで審査していないか、単に野党だから予算案に反対しているだけとしか思えません。その点、日本共産党は筋が通っています。

 私たち有志の会は、あくまで法案や予算の内容を吟味し、論理的に審査を行って賛否を判断してまいります。これまでも、私たちの会派だけ反対という法案もありました。これからも、この姿勢を貫いてまいります。