福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

言うべきことは言わなければならない

〇ここに出てくる鈴木さんは、私の選挙区の桜川市出身。お父様と親子でご支援いただいてきた。長年日中友好の民間外交に携わってきて、時にはあまりにも中国寄りじゃないかと思われるほどの親中人士だった。

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 ところが、2016年北京でスパイ罪の疑いでの突然の拘束。支援者の方から依頼を受けて外務省に何度も状況を聞いてきたが、確たることは教えてくれなかった。程永華前駐日中国大使にも機会を見て直訴したが、「調査する」と言うだけでなしのつぶてだった。

 先日、地元で鈴木さんの慰労の機会を設けた。外務省は私には、「ホテルのようなところで軟禁されているだけで丁寧に扱われている」と言っていたが、実際にはここに書いてあるようにまったく違う非人道的な扱いを受けていたようだ。服役中に面会に来た北京大使館の外交官に私への伝言をしたようだが、結局私には届かなかった。習近平政権のこと、中国にある日本大使館の対応のこと、さまざまな思いをお話しいただいた。

 鈴木さんは、このままではひっそりと消されかねないので、人生を賭けて中国で拘束中に体験したことを話し続けると決意している。テレビに出るだけではなく、本も書き始めているという。私も、近いうちに地元の皆さんにお話しいただく機会を作りたいと考えている。

 どのような政治体制であっても、人権は普遍的なものと考えていえる。隣国である中国との真の友好が実現するためには、今の中国の政権がいかに異常なことかを直視し、言うべきことは言わなければならない。

【中国を恨んでいます。ただ、日中関係は大事な2国間関係です。経済的な貿易のつながりも強く、地理的にも隣国で、たとえ嫌いであっても大事にしなければならないのです。それに、日中関係がよくなれば、自分のようなケースも少なくなると思うし、より多くの交流が芽生えると思うんです。そして、日中関係改善のためには、相手の国を正確に知ることが必要で、私は、そのために、今後も尽力していきたいです】

  この言葉にすべてが尽くされている。私は、鈴木さんの勇気に寄り添っていきたい。