福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

『維新と興亜』にインタビュー記事を掲載

〇若手真正保守論客が編集する言論誌『維新と興亜』に、「既成政党に國體は守れない」というタイトルのインタビュー記事を掲載していただきました。「國體と政治」という特集の一環です。

 いうまでもなく「国体」という概念は、水戸学の会沢正志斎の『新論』に負うところが大きいのですが、私は政治家が「国体」について話すことには眉唾が必要だと考えています。誰が「国体」を守るのか、どの政党が「国体」を守るのかという議論は、得てして「君側の奸」を生む道具となってしまいます。「国体」を語る政治家は、大体偽物だと思ってよいでしょう。出典を失念してしまったのですが、水戸学を発展させた斉昭公自身が「天下国家のことは家臣が安易に語ったり、それを基に勝手に行動すべきではない」と書いていたと記憶しております。

【政党が國體を守る道具となりうるのかというところから議論しなければなりません。政党によって守られるものは、そもそも國體ではないと思います。国というものは、政党とか政治で成り立っているものは一部でしかなく、その大部分はそれ以外の要素によって成り立っているのです。ですから、政党が國體を守るとか、政治家が國體を守るというのはそもそもおこがましいとおもいます】

 特集の趣旨を根本から否定するようなちゃぶ台返しの議論をしています。そして、マスコミでほとんど報道されなかった、令和に元号が代わったばかりの5月に靖国神社前の路上で深夜一人ひっそりと割腹自決した沼山光洋さんの話をして、

【そうした沼山さんこそが、最も「美しい日本人」を体現していたのではないでしょうか。同じように感じながら(注:令和という元号に代わる時の乱痴気騒ぎへの違和感)腹を切れなかった私が、國體を語るのはおこがましい。政治家に國體観を問うのも結構ですが、沼山さんのような草奔を取り上げる特集を是非組んでください】

 と語って結語としています。実際のインタビューで私が話したことは過激すぎて現代人に受け入れられるものではないので、ほとんど文字になっておりません。他の論者と全く違うことをお話ししておりますので、ご興味のある方はぜひご購入の上ご一読下さい。

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