福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

明日の国土交通委員会で11:10から20分間質疑に立ちます

〇明日の国土交通委員会で11:10から20分間質疑に立ちます。私が取り上げるテーマは、国土形成計画。重箱の隅をつつくような議論ではなく、理念的なことを聞いてまいりますので、斉藤大臣には政治家としての答弁を求めたいと思います。質疑の模様は、衆議院のインターネット中継かYoutube福島のぶゆきチャンネルでご覧いただけます。

 昨年の通常国会でも、昔の全総(全国総合開発計画)、今の国土形成計画について議論をいたしました。戦後の経済成長の基盤となった全総には、地元出身のミスター国土プランナー下河辺淳が深く関わっています。質疑に当たって改めてその歩みを、お弟子さんだった塩谷隆英元経企次官の『21世紀の人と国土』を読んで振り返りました。

 戦前の水中(今の水戸一高)に学んだ下河辺は、そこで文部省の教育とは全く異なる水戸学に基づく授業を聞いて衝撃を受けます。仲間の中には、橘孝三郎が開いた愛郷塾のリーダーの子どももいたと言います。

【人格形成気に水戸学の伝統に触れたことが後年の下河辺の言動にも色濃く影響を及ぼしていると思われる。市場メカニズム優先思想が蔓延していた高度経済成長時代に、国家百年の大計を立てて国の責任において国土構造の改変をめざす新全総の立案に役人生命をかけた下河辺の精神の奥底には、水戸学の神髄が一本通っていたように思う】

 下河辺が描いていたのは、江戸時代の300藩程度の「流域圏居住」でした。

【下河辺の念頭には、中学から高校まで多感な時期を過ごした、水戸の風景があったのかもしれない。水戸は、那須と八溝山地から流れて鹿島灘に注ぐ那珂川水系の下流域に発達した地域といってよい】

 私も浅学非才ながら、郷土の先輩の遺志を引き継ぐ思いで、短時間ではありますが質疑に立ちたいと思います。

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