福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

本日の国土交通委員会で海上運送法等改正法案の質疑に立ちました

〇いつもの代わり映えのしない写真で恐縮ですが、今日の国土交通委員会で海上運送法等改正法案の質疑に立ちました。

 途中、自民党議員の空席が目立ち、定足数を割って審議が止まる時間がありました。昨年の知床での事故を契機に規制を強化するために作られた法案。このような法案の審議に出てこないとは、あまりに不謹慎で不真面目なのではないでしょうか。

 憲法第41条では、国会は「国の唯一の立法機関である」と定めています。憲法第73条で定める内閣の役割は「法律を誠意に執行」することです。つまり、法律を作るのは国会であり、国会議員は法律を作ることが仕事であるという自覚がないのでしょう。

 私は、1999年のJCO事故の時に、二度とそのような事故は起こさないという決意で規制強化法案と災害対策法案を作ることに携わりました。当時、斉藤国土交通大臣も科学技術政務次官として、一緒に仕事をいたしました。しかし、東日本大震災で再びそれとは比べものにならない大事故を起こしてしまいました。私にとっては、一生背負っていかなければならない思いがあります。

 法律だけを作っても、それを執行する運用が不十分だと規制の実効性は上がりません。原子力がまさにそうでした。また法案には、穴がある場合もあります。船舶の安全規制で原子力の二の舞とならないよう、法案を何度も読み込み、こうした観点からの質疑を行いました。途中、海事局長が答弁できず時計が止められることもありました。やはり、この法案には穴があるのです。

 でも私に与えられた15分の時間では、法的議論を十分に詰め切れません。この日、共産党の高橋千鶴子議員以外は法案の条文に即した議論は行われませんでした。野党も、今の国会審議の有様では政権をお預かりできることなどないでしょう。皆さんが想像している以上に、日本の国会は役割を果たしていないと言わざるを得ないのです。

 審議の模様は、YouTube福島のぶゆきチャンネルからご覧ください。


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