〇昨日の国土交通委員会では、物流の2024年問題と国土交通省の天下り問題が繋がってるという趣旨での質疑を行いました。政府の2024年問題への対応策は、物流業界特有の多重下請け構造の中で地場の中小零細事業者の現実に合うものになっていません。一方、全日本トラック協会や各県トラック協会には多くの国土交通省からの天下り官僚がいて、ここと現役官僚のパイプで政策が作られていきます。こうした議論に多くの同僚議員が耳を傾けてくれ、質疑後は何人かの自民党議員から「我が意を得たり」と声を掛けてくれました。
本会議では、塚田財務金融委員長解任決議案が立憲民主党・日本共産党から提出されましたが、私たちの会派はこれに粛々と反対票を投じました。私たちの会派は財務金融委員会に議席を持っていませんが、これまで予算委員会などを通じて防衛財源確保法案の問題を指摘してきました。この法案はあまりにも問題が多いからです。しかし、これまでの財務金融委員会はそれなりの審議時間を積み重ねたものの、議論を通じて多くの国民の皆さんに問題点がご理解いただけるような議論になっておりません。野党の力不足も大きいと思います。塚田委員長を解任させるほどの瑕疵はないと考え、青票(反対)を投じました。
GX推進法が参議院で修正され、衆議院に回付されてきました。私たちの会派は、以下のような理由で原案に反対しております。
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今回の修正でもこの法案の欠陥は何ら変わることはないことから、当然に反対です。一方、新規原発の建設につながるとして原案に反対した立憲民主党が、法案の本質を微塵も変えることがないこの修正案に賛成していることは、よく理解できません。
私が審議を担当していた福島復興再生特措法改正案も可決し、渡辺博道復興大臣・小島副大臣が私の部屋までお礼にいらしてくださいました。課題の多い法案ですので、しっかりと施行していただきたいと思います。