〇考えが甘いんじゃないか。選挙は、政治家が政治家の地位を守るためにやるものではない。私は、前回も今回も比例復活の道を捨てて、無所属で挑戦している。
【政党・政治団体の公認がなく無所属で出馬した場合、最も不利な点は、小選挙区にしか立候補できないことだ。比例選との重複立候補ができず、復活当選の道が閉ざされる。「重複立候補は多くの候補にとって『安全弁』で、それがないのは苦しい」。接戦が予想される選挙区の立候補予定者は特に危機感を募らせる】
今回も、無所属で挑戦している私の事務所には、連日多くの仲間たち、支援者たちが来てくれている。言葉にならないほど嬉しい。医師会、歯科医師会、JA、土地改良区など本来は自民党を組織として支援している団体も、上部組織の決定とは別に支援してくれている。
【政治資金収支報告書への不記載で非公認となった一人は、これまで党所属の地方議員から支持者名簿を提供してもらったり、選挙ポスター貼りを手伝ってもらったりしていたが、「今回は手弁当でやるのか……」と頭を抱える】
やっぱり「党より人物」。政党公認を外された途端に、人が離れていったり、組織や団体から支援してもらえない人物は、そもそも政治家たるべき人物ではないのだろう。
小選挙区比例代表並立制の導入によって、人物ではなく党を選ぶ選挙になってから、日本の政治や政治家は劣化をしてしまったのではないか。だからこそ、「令和の政治改革」の一つの大きな柱は、「党より人物」で選ぶための選挙制度の抜本改革だ。この選挙戦を通じて、選挙区隅々まで訴えてまいる所存だ。