〇こういう野党しぐさのパフォーマンスはいただけない。少なくとも衆議院では野党が過半数を占めているため、きちんと立憲民主党が手続きを踏んで努力をすれば、紙の保険証廃止を延期する法案は可決しうる。
そうであるならば、まずは可決に足るきちんとした法案を作成し、賛同しうる党派を集めて協議し、過半数を得る見込みが立ってから法案を共同提出すべきだ。私はニュースで見て知ったくらいだから、今回はそのような本気度は見られない。
私の気持ちとしては、厚生労働委員会の委員ポストを自党で抱え込んだり、何の相談もなく一方的に法案を提出するこのような態度である限りは、協力しかねる。おそらく他の野党も、同じような思いだろう。
議席を大きく伸ばし、野党第一党としての力も責任も大きくなった立憲民主党が、その立場を生かして本気になって国民のための政策を実現しようとしているのか、単なるパフォーマンスやポジション維持のためにやっていることなのか、私たちはしっかりと見極めなければならない。