福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

2009年民主党初当選組の同期会

〇石破内閣が誕生してから2ヶ月も経って、ようやく今日から本格的な論戦が開始。早い日暮れの中に浮かぶ国会議事堂を眺めながら、2009年民主党初当選組の同期会に向かいました。

 143人いた同期で、国会議員でいるのは27名。立憲民主党だけでなく、国民民主党、自民党、日本維新の会、れいわ新選組そして無所属有志の会とそれぞれの場でしぶとく生き残っています。その他に、知事や市長・町長になっている人も何人もいます。「みんなで一緒にやればいいじゃないか」と単純に思うのですが、政治の世界は一度所属する組織が違うと、なかなか簡単にそうはいかないのが難しいところです。私は無所属なので、何のこだわりもないのですが。

 今日の茨城新聞には、共同通信が配信している尊敬する宗教学者山折哲雄先生のコラムが掲載されていました。タイトルは『「政策」でなく「人物」を』。どこかで聞いたような言葉です。

【ふと、思う。こんなとき、国や社会の危機を救い安定させるのは、「政策」などというさかしらごとではないだろうと。それを真に変えるのは「政策」などをこねくりまわしたり、つなぎとめたりすることではない。むしろ「人物」と呼び得るような人間の力だろう。その他にはあり得ないだろうと考えたのだ】

【いつからだろ、私は上野公園に行く度に、犬を連れて立つ西郷隆盛の像に近づいて見上げるようになっていた。「政策」などから自由になった「西郷どん」の立居振舞を思い浮かべていた・・・幕末・明治の世にあって、死を覚悟して使命を果たそうとした「西郷どん」はまさに「人物」であった。今の世に、果たしてそんな「人物」がいるだろうか・・・若者たちよ、渋谷を出て、上野に行こう。「西郷どん」を見上げ、「人物」について思いを巡らしてみてはどうだろうか】

 今日集まった同期も、みんなそれぞれ立派な経歴や学歴を持っています。しかし、私も含め、「死を覚悟して使命を果たそうとする『人物』」たりうるのか。一人宿舎に帰りながら、夜空を見上げるのでした。