〇今日発売の『月刊日本』に、「日本の原点である「農」に回帰せよ」という小論を掲載いただいております。おりしも昨日江藤農相の不適切発言を巡って、同氏が更迭され小泉農相に代わりました。農政には、土の香りのする現場感覚とそこから政策体系を樹立する科学的理論が必要であると考えます。
私は、江藤氏には自民党には少なくなった農業の現場感覚のある議員だったと思います。それを誇示するために、口を滑らせてしまったのでしょう。ちなみに、私もここしばらくはおコメを買ったことはありません。ありがたいことに支援者の皆さんがおコメを下さり、浪人中などはひもじい生活を慮ってこっそりと玄関先に置いていってくださる方もいらっしゃいました。農村では、心を許してくれれば「うぢのコメ持ってげ」と言って、挨拶代わりにいただくものですし、街宣車で1日選挙区内を回ると街宣車内はさまざまな農産物でいっぱいになります。
それでも、江藤大臣の発言は、自らが先導している米価対策が成功しているならともかく、無策によって米価の高騰が続く中で国民の心を逆なでするものでしたね。さて、小泉農相には現場感覚があるか、理論に基づく政策を作れるのか、注目したいと思います。政治改革特別委員会の論戦の相手がいなくなるのは、残念ですが。
タイムリーな記事だと思いますので、ぜひご購入の上ご一読ください。