〇今期は議員外交にも力を入れるようにしています。
今日は、日独友好議員連盟で来日したメルケル前ドイツ首相の話を聞き、意見交換を行いました。現在のウクライナ情勢を憂慮する声に対しては「ウクライナが負けるということがあってはならない」、軍事費やインフラ整備のためにドイツ伝統の厳しい財政規律の制限を緩める政策については「当然のこと」と、リーダーとしての鋼のような強い意志を垣間見ました。
人道外交議連では、来日したラザリーニUNRWA事務局長と意見交換。ちょうど先週、弟がラザリーニ氏にインタビューをしたところだったので、個人的にも感謝の意をお伝えしました。議連幹部だけのクローズの場では、私から「バイデン・岸田政権の時代は、ブリンケン国務長官やエマニュエル駐日大使を気にして日本は独自の立場に立てなかったが、トランプ・石破政権になって状況が変わった。特に石破政権は石破首相も岩屋外相も中谷防衛相も本議連のメンバーでパレスチナ問題を深く理解している」と指摘し、この環境変化への対応を議論しました。
議連には途中から中谷外相も参加して、現在自衛隊病院でガザ地区の患者を受け入れていることが報告され、また午前中の石破首相との会談ではマレーシアと連携してアジア諸国によるパレスチナ支援のための会議が計画されていることも明らかにされました。このように、政府同士の外交がうまくいかない時でも、議員外交が物事を大きく動かすことがあります。人間同士の関係を大事にして、今後も積極的に議員外交に取り組んでまいります。