〇これまで定数２で与野党が議席分け合う指定席だった茨城県選挙区で、参政党候補と思わぬデッドヒートを繰り広げている経済産業省後輩の小沼たくみ候補の演説会で応援演説をしてまりいました。
陣営の皆さんが頑張って会場はいっぱい。でも、私には壇上と客席の間に見えない距離があるように感じました。本人が壇上から降りて語っても、それは変わりません。物理的な距離ではないのですから。「どうせ大丈夫だろう」という空気が流れているように思えたのです。私は、具体的な情勢をお伝えしながら、このままいけば投票日までに抜かれる可能性があることを訴えました。
何よりも選挙は熱伝導。本人が「自分はなぜ政治家になるのか」「覚悟はあるのか」ということを示さなければなりません。政党や組織の支援票だけでは、今回の選挙は負けます。国民は、候補者が掲げる政策で選ぶのではありません。そもそも既存政党が選挙で掲げる政策を信じる人はほとんどいません。まさに「党より人物」なのです。
ちょっと辛口の応援演説をあえてしましたが、候補者本人にどのように伝わってでしょうか。ちょっと先輩風を吹かせて恐縮ですが、残り1週間で小沼候補が有権者に磨かれて、より大きな政治家に脱皮することを期待します。
