
〇台風の影響によって時折強い雨が降る中、都内を山尾しおり候補の応援のため街宣。09年当選同期の木内孝胤さん、熊田あつしさん、坂口岳洋さんも駆けつけてくれました。街宣車の上で同期の仲間に囲まれて演説をする山尾しおりさんの生き生きとした姿を確認できると思います。

「聴衆は男性ばっかり」という記事もありましたが、実際に演説を聞いてくれる多くは同世代の女性。街宣車に手を振ってくれるのも、圧倒的に女性。私の妻も、山尾さんを応援しています。私たちの世代の女性は、それまでの男性中心の社会から、はじめて男性と一緒に就職活動をし、男性と一緒にはたらくようになった世代ですが、それが故の生きづらさと戦っている山尾さんに共感しているのでしょう。今回の山尾さんの選挙で、それを痛いほど実感いたしました。

この日の山尾さんの演説も、給付や減税の話を一切せずに、戦後80年間保守を名乗る政権も真面目に取り組んでこなかった「国の土台」に関わる話だけ。東京選挙区のポスター掲示板には数多くの候補者の顔が並んでいますが、山尾さんの訴えは本質的で突き抜けていると思います。マスコミの調査では1回目の調査から2回目の調査での伸びしろは、圧倒的に他候補より大きい。なんとか、最後の1議席に滑り込んでほしいと思います。

山尾さんの応援の前には、8月末に玄葉衆議院副議長のアフリカ訪問のお供に備えてワクチン接種。黄熱病、A型肝炎、髄膜炎の3つの注射をして、痛々しい腕になってしまいました。接種前には医師から、たとえば黄熱病ワクチンなら「20万人に1人程度の割合で脳炎が出現」などとリスクが丁寧に説明され、万一症状が出た場合等の補償の制度についても紹介を受けます。

日本人が理解することが苦手な「リスク」という概念は、起こり得る被害の大きさ(ハザード)とそれが起こる確率を掛け合わせたもの。ワクチン接種にはリスクはありますがその確率は低く、アフリカの風土病は罹患する確率はそれなりにあって罹った場合の健康被害(ハザード)は極めて大きいため、ワクチンという異物を体内に入れるのは抵抗感はありますが、納得して接種しています。
「反ワクチン」を唱える政治勢力もありますが、ネット情報などにつられて情緒的に反応するのではなく、冷静な科学的な議論が必要でしょう。