福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

今回の参院選の所感

〇今回の参院選の開票結果を受けた所感をYouTubeで述べました。ぜひ、ご覧ください。

www.youtube.com

 今回の茨城県の参院選は、全国の結果を象徴するような結果だったと思います。私は、支援した経済産業省後輩の小沼巧さんの当選が厳しいいことは、事務所開きの時から申し上げてきました。私がその時、「小さな声、本当に困っている人や弱い人の声を聞くべき」と申し上げたのは、立憲民主党と国民民主党が連携し連合という大組織がついたという構図そのものが、今回の苦戦の最大の要因となることを予感したからです。

 各市町村ごとの開票結果を見ると、さまざまな思いを抱えながらも小沼候補を支援した国民民主党と連合が、最大限の集票活動を行ったことは明らかです。心から敬意を表します。それでも参政党に負けてしまったのは、これまでの本県の野党の活動では自民党基盤を崩すことにほとんど寄与していないからです。

 茨城県の大部分の地域では自民党と公明党の支持率を合わせれば過半数を超えるのが通例で、既存の野党の枠組みでは絶対に小選挙区で当選することはできません。一方、私が無所属で出馬してみたら、過去2回自民党支持層の約1/3が投票してくれていることに見られるように、自民党支持層だからと言って今の政治に満足しているわけではありません。今回の選挙では、2009年の衆院選に続き、この層が参政党に投票したのでしょう。

 今回の茨城県の選挙結果を、野党のあり方を根本から考え直すきっかけにしなければなりません。私は、もう小選挙区制度の前提となる「政権交代可能な二大政党」の幻想から離れるべき時が来たと確信します。今の選挙制度の下で「野党第一党ボーナス」に安住する野党ではなく、魅力的な政策を思う存分訴える多党制の下での穏健な連立政権を目指すべきでしょう。

 今回の参院選の結果を「他山の石」として、自らの地元活動に再び精を出し、今後の政治の行く末に役割を果たしてまいりたいと思います。