福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

ウェタングラ下院議長への玄葉副議長の公式訪問

〇ケニア訪問のメインイベントは、ウェタングラ下院議長への玄葉副議長の公式訪問。ウェタングラ議長は玄葉副議長と同時期に外務大臣を務め、2008年の横浜で開かれたTICADでも来日していることから、大いに話が盛り上がりました。国連改革での両国の連携、両国の議会間連携などについて話し合い、私からは東アフリカ5億人の市場のゲートウェイとしてのケニアとのFTA/EPA協定の推進についてお話いたしました。

 衆議院の正副議長がケニアを訪問するのは、史上初。同席したケニア・日本友好議員連盟会長のチェゲ下院議員からは、「歴史的な会談だ」との声が上がりました。ケニア側の歓待は素晴らしく、テレビカメラの取材も入りました。そのチェゲ議員とは、ディナーを取りながら懇談。チェゲ議員はケニア国鉄職員だった時にJICAのプログラムで来日。その後地熱発電事業やモンバサ港開発事業などで日本企業に協力している一番の親日議員。

 走っている自動車の9割が日本車、バスのほぼ全部がいすゞ自動車産というケニアは、日本人が思う以上に親日的な国です。世界で3本指に入る親日国という人もいます。そして、日本人と同様勤勉で慎ましやかな人が多いように思います。しかし、距離的遠さからか、日本ではこのことが知られていませんし、ケニア人が日本と繋がるを持てる機会も多くありません。アウォリ元駐日大使など日本と繋がりのある大学関係者やケニア日本語教師会長のガシェ・ケニヤッタ大学などと、日本とケニアの人材交流について熱心に意見交換しました。

 中国もケニアをはじめとするアフリカにはかなり進出していますが、今日話した多くの要人からは「金儲けをしに来ているだけ」とあまり肯定的な話はありませんでした。一方これまでのJICAの人材育成プロジェクトの評価は極めて高く、ガシェ氏は「日本は日本語以上に日本の企業文化を教える価値がある」と話してくれました。5億人のマーケットを抱える東アフリカの雄のケニアは、まさに経済成長が始まった段階にあり、近い将来開発経済学で言う「テイクオフ」つまり先進国に向けた高度成長を迎えるでしょう。私自身も、帰国後もケニアとの連携強化に向けて貢献しようと強く思いました。

 ケニアには国連関係の機関も多く所在しています。よって、先の議長との会談で国連改革の話題となるのですが、今回は国際平和支援訓練センター(IPSTC)と国連人間居住計画(UN-HABITAT)本部を訪問しました。IPSTCは国連PKO活動に参加するアフリカの軍人・警察官・文官たちに地雷除去やテロ予防、重機操作などさまざまな訓練や研修を行う機関。日本・フランス・スイス・インド・ブラジル・中国・韓国・イスラエルなど支援をしていますが、予算の99%が日本からその他からが1%といいます。よって訪問する私たちにワシントン・オレンジの樹の植樹をさせてもらうなど下にも置かない対応をしてくれましたが、海上自衛隊から女性自衛官が孤軍奮闘しているのみで、もっと日本のプレゼンスを高めた方が良いのではないかと感じました。

 UN-HABITATでは、一緒に行った自民党の鬼木誠議員が超党派HABITAT議連の会長を務めているため、ロスバッハ国連事務次長兼HABITAT事務局長とツーカーの仲。鬼木先生の地元の福岡市に、HABITATのアジア・太平洋本部があるのです。スラムなどの都市の居住問題などを扱うUNーHABITATは国連の中ではあまり知られていない組織ですが、災害からの復旧復興など日本が貢献できることも多い分野です。私も超党派議連に加入して、応援してまいりたいと思います。

 明日は次の訪問国タンザニアに向けた移動日です。タンザニアの訪問は初めて。どのような国か楽しみです。