福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

「ぐんま国際アカデミー」創立20周年祝賀会

〇群馬県太田市の「ぐんま国際アカデミー」創立20周年祝賀会でご挨拶をしてまいりました。

www.gka.ed.jp

 なぜわざわざ、かつて国対でご一緒した笹川博義衆議院議員のご地元の群馬県まで行くのかというと、この学校が私が創設に携わった小泉政権での構造改革特区制度に基づいて作られた学校だから。「ぐんま国際アカデミー」は、日本の教育カリキュラムに基づいて授業を行うものの、大部分の授業を検定教科書を使わずに独自の教材で、日本の教員免許を持たない外国人も含めて英語で行うもの。小泉政権肝いりの政策として、何度も総理自らが国会などでその実現に向けた意欲を表明しました。

 ただ、実際に実現に向けて文部科学省の抵抗はものすごく、当時の特区担当大臣だった故鴻池祥肇先生の剛腕でそれを突破しました。政府が特区として認定後も、群馬県が私学助成を出し渋って邪魔をするなど、軌道に乗るまでには大変な困難を乗り越えなければなりませんでした。その実現の先頭に立ったのが、今年落選するまで太田市長を務めていた清水聖義さん。8期も市長を務めた、強烈な個性持つ名物市長です。

 清水さんが書いた『教育より大切なものなんて、ない。』という本には、私たちが清水市長を訪れた当時のことが生々しく描かれています。

【太田氏が内閣府に特区の申請を出したのが平成15年だから、その2年くらい前、経済産業省の若手の役人がフラリと太田に来た。地方の発想による行財政改革を進めたいと思うのだが私に何か意見があれば言え、と言う。なぜあえて太田に来たのか、その理由を聞いたら、太田にはズバズバ物を言い、痛いところも痒いところも遠慮なしに言ってくる、多少乱暴な市長がいるらいし、という評判を聞いたからだと言う】

【石川氏と福島氏が考えたのは、地方が地方としてやりたいというのであれば、国の規制であっても、その地方だけ緩和したっていいんじゃないかと。国というのは地方に勝手なことをされては困るから、地方が何を要求してもほとんどの場合、まずはダメ出しをする。でもよくよく考えてみれば、地方のことは地方の人間が一番知っているわけだし、その土地のことを地元の人間が一番真剣に考えるのは当然だろうし、地方の首長は直接選挙で選ばれている・・・石川氏と福島氏の考え方は、地方の首長をしている私にとっては、実に真っ当だった・・・2人が特区の構想をひとしきり話したあとで、「市長、こういのどうですか?」と聞かれたので、「乗ります」と答えた・・・福島氏は30歳そこそこ。石川氏も35歳ぐらいだったと思う】

 他にも当時の面白いエピソードがこの本にはいっぱい書いてありますが割愛。「石川氏」とはかつて資源エネルギー庁ガス事業課で一緒にはたらいていたエネルギー政策の専門家の石川和男氏。もう一人現在立憲民主党衆議院議員の後藤祐一氏も太田市に同行していましたが、前日の飲み会で羽目を外し過ぎて顔に大きな傷を負い、声もガラガラで話さなかったため、この本には出てきません。最近は官僚の悲惨な激務ばかりが報道されますが、私がいたころはもちろんワークライフバランスなど考えずに休みも取らずに働いていましたが、それはそれは楽しいものでした。

 今では「ぐんま国際アカデミー」は多くの卒業生を輩出し、進学実績も好調で軌道に乗っており、全国的に展開する構想もあるとお聞きしております。清水さんをはじめとする関係者の皆さんのご尽力に心から敬意を表します。私としても、自分が構想した構造改革特区制度を活用して、日本の教育制度の閉そく感に風穴を開けるような学校に成長してくれたことに、嬉しく思います。今後の「ぐんま国際アカデミー」の発展に期待しております。

books.google.co.jp