〇中東情勢、イラン戦争の報道は、読売新聞が他メディアを圧倒していると思う。攻撃するイスラエルや米国の状況、湾岸諸国やパキスタンなどの周辺国の状況、イラン情勢など毎日多角的な視点から総力を挙げた記事を掲載している。
今日の米国政権内部のイラン攻撃の意思決定に向けたプロセスや政権幹部の考えの違いを明らかにした記事は興味深い。
イスラエル国内の戦争に対する反応を書いたこの弟たちの記事も面白い。
今回の「停戦合意」に大きな役割を果たしたパキスタンについての記事もいい。さりげなく今回の「停戦合意」に一定の役割を果たした中国についての記述もある。
「停戦合意」とは言っても、たった2週間の砂上の楼閣のようなもので、さっそくイスラエルはレバノンを攻撃してそれは崩れようとしている。恒久的な停戦に向けての交渉はこれからで、それには最初の記事に出てくるバンス米国副大統領が当たる。平坦な道ではないだろう。
いずれにせよ、このイラン戦争の終結に向けたプロセスとそれぞれが果たした役割が、戦後の国際秩序に大きな影響を与える。さらに、それぞれの国内の次の政治状況を決定する。イスラエルは、今年総選挙。米国は、今年中間選挙で2年後には大統領選挙。中国は来年が現体制の期限。日本は、こうした中東情勢による世界の秩序の大きな変化に、何か絡むことができているのか。
浪人中の私は、こうした国際情勢を注視しながら、次の世界各国の政治がどのような理念に基づき、どのような対立軸で展開されるのか、哲学的・社会学的・文明論的観点から分析したいと思っている。いろいろな意味で私がいま最も注目している政治家は、バンス副大統領だ。それが必ず次の日本の政局にも影響することであろう。