福島のぶゆきアーカイブ

前衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

アメリカとイランの戦い

〇トランプ大統領の「イランがホルムズ海峡の通行料を取るなら、僕も取っちゃおう」という究極の愚策は、世界の笑いものだ。

www.nikkei.com

 先日のYouTubeでも解説したように、アメリカとイランの停戦に向けた覚書では、第5項で「覚書署名後、イランはペルシャ湾とオマーン湾の間(ホルムズ海峡)に限り、60日間は無料で商船の安全な航行に最善の努力を尽くす」としている。この項は、主語は「イランは」として「60日間は無料」と規定しているにすぎないから、イランにホルムズ海峡の管理権があることを認めることを前提に、通行料を取る権利も認める条項になっている。

www.youtube.com

 だから、

【イランは衝突開始後、1バレル1ドルの通航料を課していると伝えられた。1バレル80ドル前後の現在の原油価格で計算すると1%程度だ。トランプ氏が主張する20%は桁違いの高さとなる。

 イランのアラグチ外相は13日のトランプ氏の投稿直後、X(旧ツイッター)で「(トランプ)大統領は完全に正しい。商船に安全な航行を提供する者は、そのサービスに対して報酬を受け取るべきだ」と投稿した。

 「守護者」を巡るトランプ氏の投稿を念頭に「イランは常に海峡の守護者であった。これからも永遠にそうだ」と主張した。「20%はもちろん高すぎる。我々はもっと公正にやる」とも記した。】

とイランのアラグチ外相におちょくられることになる。イランが通行料を取ることにお墨付きを与えたのは、アメリカ自身なのだから。文明国の外相が、国際とりきめを理解できない野蛮な国の大統領に皮肉を言うという構図になっている。

 頭は弱いが力だけがある乱暴者が、体は小さいけど賢い人に襲い掛かった時、そう簡単に降参させられるものではない。人間社会では、一般的に知性の方が優るからだ。先日はイランがトランプ大統領を暗殺しようとしていると報道されたが、それはないだろう。イランにとって、頭の弱いトランプ大統領が相手の方がよい。トランプ大統領がいない方がよかったのは、イスラエルだ。自ずと情報元は想像される。

 このアメリカとイランの戦いは、アメリカの没落を決定づける者となるだろう。先日、トランプ大統領や日本とイランの国名を間違えて話してしまった。それだけ日本も強敵だと思ってくれているのだろう。そろそろ戦後81年のアメリカの傘の下での泰平の眠りから覚めて、自立しなければならない時がやってきた。