〇昨日の熊本地震の被害が一夜明けて明らかになってきました。かなり甚大な被災です。仕事中などに犠牲となられた方に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。また、災害における生死を分ける「72時間の壁」という言葉がありますが、猛暑の中今懸命に救助活動を行っている自衛隊、警察、消防その他関係者の皆さんに、心から敬意を表します。8月に旧友に会いに熊本に行く予定だったので、より一層気がかりです。
活断層が入り組んでいるところであり、前回の熊本地震では数日後により大きな本震が来ました。1週間程度は、厳重な警戒が必要でしょう。おりしも高温の日が続く予報が出ています。これまでさまざまな災害現場を見てきましたが、日本は他の先進国と比べて避難所の環境が整っていないところがかなりあります。政府には、避難所の環境整備にも十分な配慮をしていただきたいと思います。おそらくライオンズクラブの仲間たちが、これから現地の状況やニーズを調査して支援プログラムを組んでいくことでしょう。私も、浪人中の身軽な立場を生かして、可能な限り支援に協力してまいります。
こうした災害を目の当たりにすると、先の国会で成立した「副首都法」における副首都の指定には、災害の可能性をかなり科学的に調査し、慎重に比較検討することが必要であると改めて実感いたします。しかし、そのような条文は残念ながらあの法律にはありません。災害に備えて副首都を指定するといいながら、災害の備えに対する規定はほとんどないのです。国家の重大なリスク管理として、法律に基づく基本方針策定の時には、政治的思惑を排して科学的知見から何らかの規定を設けるべきであると思います。