福島のぶゆきアーカイブ

前衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

「在来線の高速化」

〇これまで高市政権の骨太の方針やマクロ経済政策を散々批判してきましたが、骨太の方針をペラペラめくっていたら、嬉しい記載を見つけました。

 「持続可能で活力ある国土の形成と「交通空白」の解消」の項目のところに、「在来線の高速化」という言葉が初めて盛り込まれました。在来線の中速新幹線化は石破前首相の持論ですから、高市首相のリーダーシップによるものではないでしょう。

【国際空港アクセス鉄道、在来線の高速化、基本計画路線のケーススタディを通じた検討の深化、ローカル鉄道の再構築、鉄道ネットワークの財源確保、バスのキャッシュレス化、良好な自転車利用環境の整備・活用を進める】

とあります。

 これまで私は、Youtubeの動画にあるとおり、常磐線の「中速新幹線化」など在来線の高速化を予算委員会や国土交通委員会で何度も議論してきました。先の衆院選の私の公約にも盛り込み、ポスターでも訴えていました。国会質疑以外でも、国土交通省鉄道局の幹部や実務レベルでも、何度も議論を積み重ねてきました。

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 これまで、整備新幹線路線の北海道新幹線・北陸新幹線・西九州新幹線の残りの区間の完成後、政治レベルでは山陰新幹線や四国新幹線などの基本計画路線(新しい新幹線の建設)の声が大きく、それに配慮して在来線の議論が十分にできませんでした。そのための財源論にも踏み込めませんでした。それが、今年の骨太の方針では、基本計画路線の前に「在来線の高速化」が来て、「鉄道ネットワークの財源確保」も盛り込まれています。

 骨太の方針の一つ一つの言葉には、霞ヶ関文学的に大きな意味があり、それが予算配分に直結していきます。一昨年の骨太の方針では、「基本計画路線及び幹線鉄道ネットワークの地域の実情に応じた諸課題について方向性も含め調査検討を行う」という記載で、政治問題となる基本計画路線に配慮し、在来線のことには具体的な記述がありませんでした。昨年の骨太の方針では、「基本計画路線を含む幹線鉄道ネットワークについて、各地域の実情を踏まえ、地方創生2.0の実現に資する幹線鉄道の高機能化にかんする調査や方向性も含めた検討など、さらなる取組を進める」として、基本計画路線の議論を在来線の幹線鉄道ネットワークの議論に包含させて、一歩後退させていました。それが、今年の骨太の方針では、「在来線の高速化を・・・進める」です。国土交通省としては、(政治家が知らないうちに)思い切った前進をさせたのです。

 あとは、政治がこうした議論の経過を踏まえた決断ができるかどうか。「常磐線の中速新幹線化」の議論は着実に動き始めています。先日高橋水戸市長が常磐線の高速化を求めてJR東日本に陳情をしたとの報告が、市長のFBでありました。与野党の枠組みを超え、知事・市町村長・国会議員・県議会議員・市議会議員一体となってこの流れを確実に掴めるようにしなければなりません。

 私がやれることはもっといっぱいあるのですが、今国会の現場にいられないことがもどかしいです。