福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

港湾法改正法案の質疑に立ちました

〇港湾法改正法案の質疑に立ちました。たった10分の時間ですが、立法府の名に恥じないような質疑を心掛けました。質疑の模様は、下記のYoutube福島のぶゆきチャンネルでご覧になれます。

 今回の改正法案の主な目的は、港湾における脱炭素化の推進。私は、運輸部門全体の脱炭素化のためには、トラック輸送の約1/3のCO2排出量の鉄道貨物へのシフトが必要であり、そのためには国際海上コンテナの海陸一貫輸送への対応に向けた施策が必要であると指摘しました。その際、改めて常陸那珂港とひたちなか海浜鉄道の連携の可能性も紹介いたしました。斉藤国土交通大臣からは、とても前向きな答弁をいただきましたので、今後の取り組みに期待したいと思います。

 次に、法案第55条の2の2で、災害復旧工事等のために国などが委託した民間人に工事のための他人の土地への立ち入り権限を与える改正案について、他の道路法や海岸法の規定と異なり、立ち入り拒否した時への罰則がないことを確認いたしました。国土交通省は、これまで「所有者の同意が得られず調査できなかった事案が発生」したから法改正が必要であるとしています。しかし、この改正法案では、その問題は解決されません。欠陥法案と言わざるを得ないのです。

 事務方からあらかじめ聞いたところでは、昭和25年に作られた法律の条文をそのまま踏襲しているだけとのこと。これまで通常国会で審議した建築物省エネ法や盛土規制法でも、国土交通省が作る法律はいつも穴が開いていて、問題が起こるごとにその穴をふさぐ後手の対応を繰り返しています。「しっかりしろ」と一喝しました。

 こうした法案審査こそが、本来の立法府たる国会の役割だと考えます。もっと時間が欲しい、というのが本音です。


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