福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

臨時国会が閉会

〇本日、臨時国会が閉会となりました。

 会期末には自民党の派閥の政治資金パーティーの裏金問題が噴出し、大荒れに。今日はすべての野党の国対委員長が集まり、足並みをそろえて内閣不信任案に賛成いたしましたが、否決されました。明日にも旧安倍派の閣僚や党幹部が更迭されるのですから、岸田内閣が信任されたなどとはとても言える状況ではないと考えます。

 国会の会期末には、それぞれの委員会で閉会中の手続きなどのさまざまな処理がなされるため、バタバタします。今国会から初めて所属する厚生労働委員会では、国民の皆さんから出された請願を一本一本全会派で議論して採択を決めます。この請願は、国会法に基づいて行われるもので、全会派が賛成したものが採択されて政府に送付されることになっているので、実は政府の政策にかなりの影響を与えます。

 この国会の厚生労働委員会では、「全ての世代が安心して暮らせる持続可能な社会保障制度に関する請願」、「子供の歯科矯正治療における保険適用範囲の拡充に関する請願」、「難病・長期慢性疾病・小児慢性特定疾病対策の総合的な推進に関する請願」の3件が採択されることとなりましたが、最初の社会保障制度に関する請願だけ本会議でれいわ新選組が反対したため、不採択となってしまいました。政府が採択を嫌がっているものを、かなりの議論をして与党を説得したものだったので残念です。

 内容は、医療・年金・介護等の社会保障の安定した提供と子育てのための家庭の経済的な負担の軽減や若者世代への雇用機会の創出といった当然のものなのですが、「持続可能な社会保障制度を構築するためには・・・財政健全化が求められている」という柱書が気に入らなかったのでしょうか。私自身は、積極的な財政政策にしても引き締めにしても、財政健全化が前提なことは当然のことだと考えるのですが。

 国会閉会後は、検察による捜査が進み、逮捕される政治家も出ることでしょう。国会閉会中にこそ大きな政治の動きが起こることは必至です。何かあった時には、政治改革のために全野党が一致して行動することを野党国対委員長会談で決めておりますので、緊張感を持ち続けて年末年始を過ごしてまいります。

 

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国会閉会に当たってのコメントを述べております。


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