福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

久しぶりの野党国対委員長会談

〇本日、久しぶりの(私が国会に戻って初めての)野党国対委員長会談が開かれ、安住・立憲民主党国対委員長、遠藤・日本維新の会国対委員長、浅野・国民民主党国対委員長代理、穀田・日本共産党国対委員長、多ヶ谷・れいわ新撰組国対委員長と私が一堂に会し、まずは国葬儀をめぐる閉会中審査に岸田首相の出席を求めること、審議の前に国葬儀の予算総額など審議に資する情報の提供を求めることを確認いたしました。

 野党一丸となっての要求に対して、自民党の高木国対委員長は「忙しい」と逃げ回っていましたので、11時の総理記者会見前に安住国対委員長が松野官房長官に自民党の頭越しに直接電話で申し入れることにしていたのですが、会談途中に官邸が首相の出席を行うことを決めたとのニュースが飛び込んできました。その数分後には、高木国対委員長から安住国対委員長に「驚愕した」と報告の電話が来ました。

 つまり、これまで政府は「国会のことは国会で」と言っていたのにも関わらず、実際には自民党の国対委員長はデコイや張子の虎にすぎず、官邸自身が国会運営の方針を決定していたことを意味します。今までの野党国対は、何だったんでしょうかね。野党6党1会派は、それぞれ政策や立場は異なりますが、国権の最高機関たる国会で国民注視の下で物事を決めなければならないという原理原則は一致しています。これからの国会運営には、野党が一丸となって与党に立ち向かいます。

 こうした舞台は、突然できたわけではありません。昨日は安住国対委長がわざわざ期数も少ないかつての部下の私の部屋までお越しいただき、今後の国会対応について協議をいたしました。おそらく日本維新の会などとも、水面下でいろいろな腹合わせをしてきたのでしょう。関係各位のご尽力に敬意を表します。与党のお膳立てでしか国会審議ができなかった堕落しきった覇気のない今までの国会運営とは異なり、臨時国会からは与野党がっぷり四つに組んだ緊張感のある国会になるでしょう。ぜひご期待ください。

 その後、立憲民主党の新役員の皆さんが、有志の会の控室にあいさつにいらっしゃいました。大先輩方ばかりに対して、不肖ながら私一人で対応いたしました。野党再編の触媒になることを目指している私たちは、今の既存政党に入ることは考えておりませんが、当面の臨時国会では協調できることは手を携えてまいりたいと思います。