福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

パレスチナ・ガザ地区、ナセル病院での活動報告

〇「超党派人間の安全保障外交の推進を考える議員有志の勉強会」で、国境なき医師団日本会長の中嶋優子先生から、昨年11月から12月にパレスチナ・ガザ地区のハンユニスにあるナセル病院での活動報告をいただきました。

 聞いていて、あまりの惨状に聞くのも辛くなってしまいました。世界各地の紛争地域で医療支援に当たった百戦錬磨の中嶋先生でも、派遣を終えて心身に重いダメージを受けたと語っていました。「戦争のもたらす圧倒的な破壊の前に、人道援助はあまりにも無力」という言葉は、あまりにも重いものです。

 攻撃を受けたアル・アウダ病院で亡くなったマフムード・アブ・ヌジャイラ医師は、病院の掲示板に「最後まで残った人は伝えてください。私たちはできることをした。私たちを忘れないでください」とメッセージを書き残していました。中嶋先生が派遣されたナセル病院も、2/19の読売新聞での弟の記事にあるとおり、2/15にイスラエルの攻撃を受けて破壊され、医療関係者や患者は散り散りになってしまいました

 こうした世界史上最悪レベルの人道状況に対して、即時停戦以外の道はありませんが、日本政府は主体的な意思を発揮できません。長年にわたる対米追従外交のツケなのか、4月の岸田首相の訪米を慮ってのものなのか……。最後に石破衆議院議員から、自民党も与党としてこの問題をしっかりと取り上げると頼もしい発言をいただきました。この勉強会も、今後超党派の議連として、政府に対してしっかりと物申していきたいと思います。