福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

二つ目の居住拠点を持つライフスタイル

〇親鸞聖人が20年間過ごした稲田御坊後の西念寺に、立教開宗800年慶讚法要の報告のお参り。ちょうど800年前にこの地で『教行信証』を書き終えたというのに、参拝者もおらず静寂の極み。

 お隣の桜川市犬田に行き、先日の国土交通委員会の二地点居住を促進する法案審議で紹介した「森と蔵」に。倉品広樹社長のご案内で、居住者のお話を伺いました。普段は渋谷区に住んでいて、ここにも住居を設けた西田恵理子さんは、日本サイクルツーリズム推進協議会代表理事。土浦からの自転車専用道りんりんロードのそばで、サイクルツーリズムの拠点づくりを進めようとしています。もうお一方は、普段は世田谷に住んでいる有名編集者・ライターの方。

moritokura.jp

 クリエイティブな仕事をする方にとって、ゴミゴミした慌ただしい東京以外に居住の拠点を設けることは、労働生産性を上げることにもつながります。ましてやリモートワークが可能となる中で、わざわざ東京だけに住み必要はありません。高速道路に乗って2時間走れば、日本の原風景のようなこの地に辿り着くのです。家賃は、東京のワンルームマンションより安い!庭で畑作業をやったり、自転車で筑波山の雄大な景色を眺めたり、格安のゴルフ場でゴルフを楽しんだり、趣味のパラグライダーをやったりしていて、皆さん「最高!」とおっしゃっていました。

 お金持ちが軽井沢に別荘を持ったりというのではなく、仕事をするため東京以外に二つ目の居住拠点を持つライフスタイルは、これから広がっていくのではないでしょうか。ご興味ある方は、ぜひコメント欄のリンクをご覧ください。国が法律を作る前に、こうしたことが民間主導で始められているところが素晴らしいと思います。桜川市は数年前に過疎地域に指定されてしまいましたが、下を向くことなく、こうした新しいライフスタイルの実現を目指す地域ビジネスを応援してまいりたいと思います。

 倉品さんは、これから荒れ果てている裏山の整備をしようとしています。このあたりは昔から山岳信仰の拠点だったところ。聞けば、このあたりは親鸞聖人の足跡を追って越後から移住してきた浄土真宗の門徒の集落とのこと。なんと、ここにも仏縁で繋がっているのでした。