福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

歌舞伎座にて

〇政治改革の議論で乾ききった心に養分を得るため、国会の後の空いた時間を利用して歌舞伎座に。萬屋さんの襲名・初舞台。五代目中村時蔵が初代萬壽を襲名し、その子が六代目として時蔵を継ぎ、さらにその子が五代目梅枝を名乗って初舞台。『山姥』で親子3代の襲名のお披露目。特に、初舞台の五代目梅枝(9歳)は、足柄山の金太郎役を堂々と演じる。

 『魚屋宗五郎』では、萬屋の中村獅童の子の中村陽喜(6歳)・夏幹(3歳)兄弟の初舞台。普段は繊細な人柄が酒を飲むと激変する宗五郎役を獅童は見事に演じ分けていたが、やはり酒屋のお使い役で出てくる初舞台の幼い兄弟の初舞台に目が行ってしまう。お兄ちゃんが弟を一生懸命引き立てていて、ほほえましい。

 政治の世襲は必ずしも能力を引き継ぐものではないが、芸事での血のつながった親子の演技は、息もピッタリで歌舞伎の醍醐味の一つ。いいものを観させていただきました。