〇これは、日本の政権中枢を揺るがす大スキャンダルだ。
私は、2月22日の予算委員会でも岸田首相と防衛力整備とその財源のあり方について直接議論を行ったが、岸田首相が認識する日本にとっての危機が何であり、それを抑止するための防衛力が何なのか、基本的な問いに一切答えることができなかった。
つまり、防衛費GDP比2%には、何ら政策的な根拠はないのだ。米国から言われて結論ありきで予算が作られたとするなら、それもむべなるかなだ。
もう多くの国民の皆さんは薄々気付いているに違いない。「日本はまだ独立していない」と。「戦後レジーム」とは、米国の庇護の下に社会主義化の防波堤たる自民党政権が権力を握り、独立したふりをしながら、米国からのおこぼれの利益を分け合う政治システムだ。もうとっくに冷戦は終わり、おこぼれはない。私は、これを打ち破らない限り日本の停滞と転落は止まらないと確信して、政治に飛び出し、非自民での政治活動を続けている。
民主政治の下では、嘆いたり評論するだけでは何も始まらない。米国が悪いのではない。いつまでも自立できない私たち日本人自身の問題なのだ。国民の皆さんに目覚めていただき、行動していただかないと、この国の隷属と転落の歴史は止まらない。
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日本政府も、さすがにまずいと思って対処しようとしている。
3回も!