福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

旧友部町の須藤本家

〇新しく選挙区になった旧友部町を回っている途中、地元が誇れる酒蔵に立ち寄りました。須藤本家。遅くとも平安時代の1141年に創業したといわれる日本最古の酒蔵。最上位ブランドの花薫光は、伊勢志摩サミットでの乾杯酒にも選ばれました。

 私が最初に選挙に出る時に、フランスのOECDに赴任していた知人から「フランスで一番有名な日本酒の酒蔵」として紹介いただいた時からのご縁。昨年もフランスの俳優ジャン・レノが酒蔵をお忍びで訪れ、当主の須藤源右衛門さんと日本酒談義をしたといいます。お酒を飲むまでの1時間、「どのような酒を造ることを目指しているのか」という哲学を問われ、『葉隠』の話から井上円了の仏教哲学まで縦横無尽に話した時間は楽しかった、とおっしゃっていました。

 フランスでは、ただ単に美味しいお酒というより、「どのようなお酒を造ろうとしているのか」という哲学が問われると言います。フランスで三菱MSJの社長と一緒に試飲会に臨んでいる写真が掲げられていましたが、その社長がジェット機開発がうまくいかない理由を、「日本人は安全な機器や素材を作るのは得意だが、『なぜそれが安全と考えるのか』という根本的な理念を問われると答えられない」と私に言っていたのを思い出しました。

 そういえば、福島家も江戸に出てくる前は、伊勢で酒造りをやっていたようです。直売所で買った郷乃誉の生酒を楽しみに飲みたいと思います。