昨日、農林水産委員会で国会質問デビューを果たしました。与党側のトップバッターとして、15分という短い時間でしたが、赤松大臣をはじめとする政府側に、私の思いをお伝えできたのではないかと思っております。質疑の模様は、衆議院のホームページから「今日の審議中継」のページに入っていただき、ビデオライブラリーの11月25日をクリックしていただき、農林水産委員会のページから見ることができます。
質問をしたのは2点です。
①今回の政権交代は農村の反乱が要因。これまでの農政のどこが間違えていて、民主党はどのような農政を目指しているのか、大臣の政治家としての発言を求めたい。
②戸別所得補償制度は、これまでの補助金農政と言われてきた国からの誘導型の農政を根本的に転換するものであると考える。そうであるならば、農政の政策体系全般の転換が必要なので、今年3月に予定されている「食料・農業・農村基本計画」の策定プロセスを前政権時のものとは変えるべき。
他人の質問の時間は長く感じるのですが、自分の質疑の時間はあっという間に過ぎ去っていき、もっと議論をしたかったのですが、デビュー戦でもありますので、簡単なやり取りにとどめさせていただきました。
その後自民党の皆さんも質問に立たれたのですが、その多くは与党癖が抜けないのか、単に政府への要望を並べたてるものだったり、瑣末な用語にこだわったりする質問が多く、「この国の農業をどうするのか」という政治家としての思いを込めた質問はほとんどありませんでした。そもそも委員会の間中も与党席はほぼ埋まっているのですが、野党席には常時2,3人の委員しか座っておらず、外でたむろしてずっとタバコを吸っている議員もいる始末です。唯一加藤紘一先生だけは、非常に論理的で的確なご指摘をされていて「さすが」と思わされましたが、つい先ごろまで与党だった自民党のあまりの体たらくは、残念としか言いようがありません。
質問の後は、地元から嬉しいお客さんがいらっしゃったり、議連の集まりに出たり、相変わらず殺人的な日程をこなしました。その後、ある団体の会合に出るため水戸に一度戻って、最終電車でまた東京にとんぼ返りしてまいりました。この模様をずっとフジテレビの「とくダネ」が取材しておりましたので、ボツにならなければ月曜日の朝に放送される予定です。本当に体力勝負です。