〇今日の読売新聞の1面。最近の読売新聞の1面は、良記事を連発している。
「日本には半導体の製造装置や材料を専門として、競争力が高いメーカーが多数あるものの、完成品では海外勢の足元にも及ばない。海外の有力メーカーを誘致して日本企業との連合体を作り、国内の先端半導体の製造技術を確保することが目標となる」
日本は「ものづくり大国」ですごい、と思っている人も多いかもしれないが、この20年で完全に没落している。先進国で没落しているのは、日本だけかもしれない。
記事によると、複数年で数千億円の国費を投入すると書いてあるが、国費を投入しなければ海外メーカーが来てくれないような国は、後進国である。市場の論理では相手にされないような情けない状況にあり、政策的にも手詰まりの状況にあると、深刻に考えなければならない。
産業政策の根本的なことに問題があると思わなければならないのだろう。国会に戻れたら、全力でこうしたことにも取り組みたい。