福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

外国人の新規入国制限について

〇年末年始のあいさつ回り中いろいろな場で、コロナ禍における外国人の新規入国制限によって深刻な影響が出ている、との話を伺いました。園芸農家にとって、技能実習生がいなくては農作業が成り立ちません。「春の農繁期までに何とかならないと営農ができない」という声が寄せられています。外国語学校を経営する方からは、「この3月で今の学生が卒業すると経営が成り立たない。私たちがなくなると、コロナ禍後も外国人留学生を日本は受け入れられなくなってしまう」という悲痛な叫びが上がっています。

 そこで、内閣官房、外務省、法務省、厚生労働省、文部科学省に説明を求め、意見交換を行いました。統計データを見ると、確かに技能実習生は令和元年まで16万人もの外国人が入国していたのが、令和2年は7万人、令和3年の上半期は2万人にまで激減しています。留学生についても、令和元年には12万人だったのが、令和2年には5万人、令和3年も上半期で7千人にまで激減しています。

f:id:fukushima-nobuyuki:20220125222346j:plain

f:id:fukushima-nobuyuki:20220125222440j:plain

f:id:fukushima-nobuyuki:20220125222507j:plain

f:id:fukushima-nobuyuki:20220125222532j:plain

 2年間、ほぼ国境を閉じて外国人の入国を止めると、日本の経済・社会での人材の需給状況は根本的に変わってしまいます。役所内では、さまざまな緩和策や現状に合わせた制度の見直しを検討しているようですが、とりあえず2月末までは現状の「鎖国」状態を続けることになるとのこと。技能実習制度自体に本質的な問題がありますが、こうした点でも政治の意思決定が必要です。機会があれば、国会でも議論してまいりたいと思います。

 皆さんの声も、ぜひお寄せください。