福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

言い出しっぺは私であることになっているので経緯を書き残しておく

〇昨日、今日と、一部で話題になっているこのニュース。

www.fnn.jp

【立憲幹部によると、新たな枠組みは、旧民進党系の無所属議員による会派「有志の会」から、国会の審議日程などについて情報共有を求められたことから、国会対策委員長代理のレベルで発足。これに日本維新の会と国民民主党も加わった】

と言い出しっぺは、私であることになっているので、私の知りうることの経緯を書き残しておきたい。

 確かに、私から5人の少数会派の有志の会に国会の情報が入りづらいので、情報の共有を立憲民主党の馬淵国対委員長にも申し入れた。また、この国会は野党間の連携があまりにもなく、少数野党がバラバラに脈絡なく国会質問を続けることで、何が与党との対立点かも、野党各党が何をしたいのかもわからない、日本の議会制民主政治の危機とも言うべき低調な国会になっている。どうせなら、各党・会派がどのようなことを考えているのか、情報共有するインフォーマルな場でも呼びかけたらいかがですか、と提案をした。与党と一義的に交渉する野党第一党が、何を考えて国会対応を行っているのか、私にも国民にもさっぱりわからない状況だからだ。

 もちろん、私からはどの党を外せとか、入れろなどとは言っていないし、言うつもりもなかった。奥野立憲民主党国対委員長代理から、とりあえず有志の会と、日本維新の会、国民民主党の4党・会派で行い、共産党とは別途立憲民主党とバイでやりますということなので、「それはどうぞ」ということだった。そもそも、国会対策は、仲のいい人だけで話をしていても何も始まらない。さまざまな立場の党同士での腹の探り合い、情報交換をしてこそ、国会対応が可能となる。私も、民進党の国対副委員長をやっている時、公明党の国対と定期的に会合を持っていたが、だからと言って公明党と連携するわけではない。与党の公明党サイドからの自民党の動きを探るのが目的だ。いろんな組み合わせでの会合が日常的に行われているのだ。

 だから、「外された」と騒ぐ共産党も、まったくの筋違いだ。各党・各会派は、さまざまなルートを通じて情報交換したりしているわけだから、よその党に「あの党と付き合ってはいけない」などと言う筋合いはない。教室で他の女の子としゃべっただけで「浮気したな!」と騒ぐくらいの、ウブな話だ。今回、4つの各党・会派の国対委員長代理が会ったからと言って、国会で共同歩調することなどは初めから、ない。とりまとめ役の立憲民主党は、堂々とそう説明すればいいだけだ。

 いいだしっぺから見ると、今の野党の国会対応の状況はバカバカしくて見ていられない。与党側は、あまりにもチョロくて笑いが止まらないだろう。とりわけ、ちょっとした報道と、それに対するネットの反応で右往左往する立憲民主党は、末期的な状態であると言わざるを得ない。国会対応に対する腰の据わった戦略がないから、こうなるのだろう。あまりにもウブで、国会での闘争に向いていないのではないか。野党第一党としての議席を持っているのだから、もっとしっかりと与党と対峙してほしい。