福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

〇母に先立たれ藤沢市で一人暮らしをしている父は、ここ数ヶ月で急速に体重が落ち、歩行が困難になっていました。それでも、8月8日の私の誕生日に様子を見に行ったところ、ゆっくりながらも自力で歩き、寿司をペロリと平らげ、お酒も飲んでいたのですが、とうとう数日前トイレに行く途中で倒れたまま起き上がれず脱水症状となり、数時間後に親切な隣の家の方に発見していただいて事なきを得ました。

 ここ数日は実家に行って、ほとんど歩けなくなった父の新しい生活に向けた準備をしておりました。コロナ感染者が多く出ている今、近所の総合病院に行こうとしても電話はつながらず、救急車は数時間待っても来るような状況ではなく、入院もできません。それでも、血液検査やMRIで丁寧に検診していただき、内臓や脳そのものには問題がないことを説明してくださいました。そして別の病院の神経内科を紹介いただきました。その病院でも、丁寧に説明してくださり、パーキンソン病の可能性が高いということで、検診や治療の方針を決めてまいりました。コロナ禍で大変な折にでも、親身になって診ていただいた医療関係者の皆さんが、神様のように見えました。

 1ヶ月前から要支援1と判定されていたので、担当のケアマネージャーに連絡をして、当面必要な電動介護ベッドや簡易トイレを借り、介護認定の変更や当面のショートステイの入居などについて相談をいたしました。ケアマネージャーは、極めて迅速に関係機関などに連絡をしてくれて、今日父を連れて介護付きホームの下見に行き、素晴らしい環境のホームに当面入れていただくことになりました。パーキンソン病の検診の結果を見ながら、家族と相談して今後のことを決めていきたいと思います。

 仕事柄、医療や介護の制度的なことに関する基礎知識はあるつもりですが、実際に当事者になってみると、さまざまな問題はあるにしても日本の老人医療・福祉制度は、それなりに機能的でありがたいものであることを身をもって実感いたしました。何よりも、それぞれの現場で働いている人たちが、使命感をもって私たちに親切丁寧に接してくださりました。低賃金や人手不足、長時間労働などさまざまな問題を抱える中で、こうした人たちのはたらく環境をしっかりとさせなければならない、と改めて強く思いました。

 毎日気が抜けず、十分に寝られない日が続いて、いつもとは違う疲労感がありますが、政治に携わる者にとってかけがえのない「肥やし」をいただいたように感じます。なお、最後の写真は、実家から出てきた私の浪人時代の写真です。なんか、最近の息子と似ているような気がして。