福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

憲法第53条に基づく国会開会要求

〇報道にもある通り、本日有志の会の国会担当として会派全員の名前を添えて、立憲民主党・無所属、国民民主党・無所属クラブ、日本共産党、れいわ新選組の野党各会派と一緒に、細田衆議院議長に憲法第53条に基づく国会開会要求を提出いたしました。

 世間では旧統一教会の問題に注目が集まっていますが、国会を直ちに開かなければならない問題はスキャンダル追及以上に、まずはコロナ対策です。すでに感染症法に基づくコロナ対策は形骸化しており、実態に見合った法改正は喫緊の課題です。立法府である国会を開かなければ、これはできません。また、あまり大きく問題視されていませんが、中国による我が国の排他的経済水域へのミサイル発射は、これまでの北朝鮮によるものとは全く違う意味を持ちます。東アジアの第二次大戦後の国際秩序が根本から変わろうとしているのです。

 岸田政権は先日内閣改造を行い、こうしたことの要となる厚生労働大臣や防衛大臣が交代しました。まずこれらの大臣の所信を聴取し、これらの問題への対応方針を議論しなければなりません。その他円安・物価高の問題など問題山積であり、国会議員が夏休みを取って選挙区の草刈りをやっている場合ではないのです。

 憲法の規定に基づいてこのようにテレビカメラの前で国会開会要求をしてることを示すだけでは、何も動きません。政治は、闘いです。事前に開かれた野党国対委員長会談では、単に議長に要求を出すだけではなく、具体的な行動を起こすことを訴えました。立憲民主党の皆さんは、要求を出すだけで満足することなく、リスクを背負った行動をしていただきたいと思います。私は、本気での行動にはお付き合いいたします。

 些細なことのようですが、立憲民主党が作成した衆議院議長に出す要求書の順番が、「れいわ新選組」、「有志の会」の順序でした。衆議院での議席数は、「有志の会」、「れいわ新選組」の順序です。議席の数は国民の負託の順番であり、議会制民主主義では絶対的なものであるはずです。こうした無神経さ、一つ一つの議席に対する感覚では、政権奪取など覚束ないでしょう。野党第一党の皆さんには、こうした致命的なミスを帳消しにするだけの行動を期待します。

 この後は、すぐに実家に戻って、父を施設に連れて行きました。施設の皆さん、これからよろしくお願いいたします。

 

***********

 

www3.nhk.or.jp

私も映っておりました、NHKの政治部は「国会は会派単位で動く」という大前提を知らないのか、有志の会は「など」で省略されています。まあ、別にここで名前を広げるつもりはないので、構いませんが。政治記者の能力も、著しく低下しています。