〇先週の茨城新聞ですが、筑西市出身の漫画家栗原さんが「37セカンズ」の漫画版を刊行したことが記事となっていました。
「37セカンズ」は、出生時に37秒呼吸が止まったことで脳性麻痺で生まれることとなり障害を持った女性が、才能があるにもかかわらず人気漫画家のゴーストライターとして過ごすさまざまな葛藤を描いた感動の映画です。
栗原さんは、昔からの私の支援者のお孫さん。おじい様おばあ様はしばしば私に、「漫画で食っていけるのか」と心配の話をしていました。まだまだ駆け出しの頃、私の選挙のチラシなどのイラストをボランティアで描いてもらっていました。
映画の名作の漫画化をさせてもらえるというのは、この分野で一人前と認められてのことでしょう。なんだかとても嬉しく思います。そして、この主人公の境遇は、もしかしたらずっと漫画の世界で下積みを積み重ねてきた自らの境遇を重ね合わせているのかもしれません。絵で描写するのが難しい内面を表すシーンがいっぱい出てきますが、それぞれの微妙な表情や背景を丁寧に繊細に描いていることを見て、それを感じるのです。
ぜひ皆さん、買って読んでみてください。
