福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

党より人物

【政治家の質の低下が指摘されている。筆者は、その原因を「人(候補者)ではなく、政党を選ぶ選挙」と言われる現在の選挙制度にあると考えている】

www.sankei.com

〇本質的な論考だ。私がポスターに掲げている「党より人物」というキャッチフレーズも、同じ考えによる。決して、私が人物として優れているとかいうことではない。党とか政策以前に、まず個々の候補者が政治に携わるに足る人物なのかどうかを、有権者の皆さんに見極めていただきたいのだ。

 私は、あえて「人」ではなく、「人物」という言葉を使っている。それは、外見や経歴、掲げる政策といった表面的なものではなく、その候補者がどのような人生を送り、どのような哲学を持ち、どのような生き様を見せようとしているのか、その人間すべてを見ていただきたいからだ。政治家という生業が、さまざまな価値観を持ち、さまざまな利害が絡む人たちが住まう社会の中で、一定の合意を形成し、物事を決めていいく存在である以上、どこの大学を出たかとか、どのような資格を持っているかなどは、政治家の資質にはあまり関係ない。「あの人が言うことだから信頼してみよう」「あの人の言うことだから納得できる」と思っていただける人間としての存在力こそが、政治家として必要な資質なのだろう。

 そのためには、多くの有権者に生身の政治家に触れていただき、まずは先入観なく直感でその政治家の人間を判断していただきたい。

【中選挙区制時代は違った。地方議員経験者であれ、官僚出身の「落下傘」であれ、「政治家2世」であれ、立候補希望者は「地盤培養」活動として一定の地元活動が不可欠だった。その過程で有権者が直接、候補者を評価することもできた。政党も、地元活動の成果がない候補者は、そもそも選定の対象にしなかった】

 一人でも多くの人に接し、さまざまな不条理を知り、理屈や理論では解決できないことを身をもって味わってこそ、本物の政治家になれる。私は、20年間地元を歩き続けてきて、ようやくそのことが少しわかってきたような気がする。

 今日も、明日も、地域を歩いて、一人でも多くの人と接して言葉を交わしながら、私自身の人物としての評価を皆さんに委ねたい。それが、地域から日本の政治を変えることに繋がっていくと確信する。