〇明日の厚生労働委員会の一般質疑で、15分間質疑に立ちます。議題は、空襲議連の副会長として新たな議連体制の下での空襲被害者への特別給付金支給法案への対応についてと、労働政策審議会についてです。なるべくいい答弁を引き出せるよう頑張りますので、ぜひ衆議院のインターネット中継かYouTubeでご覧ください。
今日の本会議では、8番目の議題の産業競争力強化法等改正案に有志の会は反対いたしました。経済産業省の同期が牽引して作った法案なので反対するのは忍びなかったのですが、「戦略的国内投資の拡大」のために講じられる政策がオールドファッションで、とても効果を上げるとは思えないのです。賛成をした議員の中にも、「本当は私も反対だった」と正直におっしゃる政策通もいらっしゃいました。
法案では、戦略分野として電気自動車、グリーンスチール、グリーンケミカル、SAFと言われる航空機燃料、半導体が法律で厳密に規定されています。そしてその商品を生産・販売する計画を大臣が認定した場合に、税制上の優遇措置などが講じられまず。産業の国際競争環境はドッグイヤーの中にあって、国が法律で戦略分野を固定したり、ビジネスも知らないお役所が計画を認定して税制優遇をしたりすることは、逆に産業の競争力を弱めることに繋がるのではないでしょうか。有志の会は、政策本位で一つ一つの法案の賛否を判断してまいります。
本会議後は、法案や条約の衆議院通過のお礼に上川外務大臣と武見厚生労働大臣が有志の会の控室にいらっしゃいました。上川外務大臣は、GW中にマダガスカル、コートジボワール、ナイジェリア、フランス、スリランカ、ネパールと三大陸を股にかけて外遊し、武見厚労相はジュネーブでのパンデミック条約の激しい条約交渉に当たっていらっしゃいました。「外遊」とは決して遊んでいるわけではないことを私たちはよく知っておりますので、激務を労わせていただきました。