福島のぶゆきアーカイブ

衆議院議員 福島のぶゆきの活動記録です

代表選挙への対応について

 久しぶりのブログ更新になってしまいました。決して夏休みを取っていたわけではありません。お盆も含めて8月はまだ1日も休まずに、牛肉セシウム問題や茨城の観光への風評被害対策などに走り回っていました。いろいろ書きたいことはあったのですが、夜の会合もこなして宿舎に帰ると、バタンという日が続いてしまい更新ができなかったことをお詫びいたします。また地元では各地の夏祭り、盆踊りなどで多くの皆さんとお目にかかることができました。厳しいご意見も含めて、たくさんの叱咤激励を賜りましたことに感謝いたします。混沌とした国会の中を走り回る中で、週末に味わう地元の皆さんの温かさやなんともいえない落ち着く空気が、自分にとってのエネルギー源となりました。

 さて、明日民主党の代表選挙が行われます。政権交代後2年間で3回もの代表選を行わざるを得ないことについて、本当に情けなく申し訳なく思います。私は今回の代表選挙が民主党にとっての最後の代表選挙になるかもしれない、それくらいの崖っぷちの代表選挙になるものと考えております。1年生議員も代表選挙が3回目ともなれば、悪い言葉でいえば「すれて」しまっていて、なかなか旗色を鮮明にしようとしません。負けた側につくと、人事上干されたり、人間関係が悪くなったりすることを私も含めて多くの議員は身をもって味わってしまったからです。でも、今回の選挙は傍観者でいるわけにはいきません。私は【馬淵澄夫】議員を担いで、当選を目指してまいります。

 馬淵澄夫議員は、建設会社のサラリーマンを経て30代で当時最年少の上場会社の非同族の役員を歴任し、2000年の総選挙に初出馬。苦杯をなめた後、茨城と同様に自民党王国だった奈良県でその厚い地盤を切り崩して2003年に初当選。まだ弱冠3期目ですが、耐震偽装問題の追及で見せた政策通ぶりと、前原さんの後を引き継いで国土交通大臣に就任した方といえば、通じるかもしれません。私が2003年の総選挙に初出馬した時に、当時浪人中の馬淵さんからいろいろと選挙や浪人時の苦労話を伺い、お互い励ましあって国政を目指したのがお目にかかったきっかけです。ちょっと話しただけで「この人は規格外ですごい」というのを感じ、兄貴分として慕ってまいりました。私が2回連続落選して、民主党とも疎遠になり、3度目の挑戦をしようかどうか迷っていた時、「そんなウジウジするような奴は政治なんて目指すな!」と厳しく叱責され、それでハッと目が覚めて私は3度目の挑戦を決意いたしました。そういう意味では、私が今の立場にいるきっかけを作った一人ですので、1か月前に「福ちゃん、総理補佐官で原発対策をやってみて、菅政権の原発対応には我慢がならないんだ。代表選挙に出るから手伝ってくれ」と携帯に電話がかかってきたときに、二つ返事でやらせていただくことにしました。

 今回の代表選が、またぞろ親小沢対反小沢の構図の争いとなってしまっては国民から本当に愛想を尽かされてしまいます。政策論争なき派閥争いでは、古い自民党政治となんら変わることはありません。下馬評では有力候補と扱われていなくても、私は今回馬淵さんが立って、池に投じた一石の波紋が大きな波となることによってしか、民主党が再生することはないと固く信じます。私が馬淵さんこそ新代表にふさわしいと考える点は次の通りです。

①政治経験以上の人生経験がある。
若い時から政治しか知らない人間より、サラリーマン経験や会社経営、浪人の経験がある人の方がリーダーにふさわしいのではないでしょうか。

民主党プロパー世代である。
これまでの歴代の代表は、政治家としてのスタートを自民党社会党などできった人ばかりです。だからこそ、小沢だ、反小沢だとの争いを続けてきました。そうした不毛な対立に終止符を打つには、民主党で政治家のスタートを切った世代が代表になるしかないのではないでしょうか。

③政策が明確である。
 明日にでも馬淵さんの政策をアップしますが、経済政策、エネルギー政策が現実的かつしっかりとしています。というか、私が政策を作ることを手伝わせていただいております。その過程でいろいろと議論をしていると、根っこにある価値観、現状認識、政治手法などは私と極めて近いと感じます。候補によっては、立候補を表明しても政策を明確にしなかったり、役所に政策作りを手伝ってもらっていたりする候補もいると言われております。馬淵さんは、候補者の中で一番最初に自らの政策を発表いたしました。

 地元の支援者に「馬淵をやります」と言うと、「また本命じゃない人をやるんですか」などと冷やかされることもあります。でも、自分にとって誰を支持するのが得なのかとか、何期目でどのグループに属するのかという永田町の論理より、この困難な時期にどのような人間が総理大臣になったらまともな政治になるのか、ということを白紙で考えた上で、堂々と馬淵さんを担いで代表選を戦ってまいります。